ジェネリック医薬品促進は国民の願望
2006年10月12日の薬事日報記事によると
日薬学術大会シンポジウム「後発医薬品使用促進と薬剤師」では、
行政、医療機関、薬局、メーカー、医師それぞれの立場から、
後発(ジェネリック)医薬品の使用促進について
意見を述べた、ということです。
厚生労働省保険局医療課・磯部総一郎氏の基調講演は次の通り。
後発医薬品の使用促進を
「患者・国民が強く望んでいる施策だ」と強調した上で、
どの薬局でも、患者が先発品と後発医薬品を
普通に選択できるような医薬品提供体制を
日本全国で構築すべきとし、
後発医薬品の使用促進は、
患者が医薬分業のメリットを実感できる意味でも大きなことで、
薬剤師に積極的な対応を要請した、というもの。
また、2008年度までに、
後発医薬品シェアの拡大への
強い方針を政府として決めている、としたそうです。
後発医薬品の品質に対する懸念の声には、
・承認基準は米国と同様で、いわば国際標準である
・先発品より品質・規格で劣るものは絶対に承認しない
・生物学的同等性も一定の許容幅の中にある
・法的には承認審査とGMPの適用で有効性、安全性、品質は
担保されている
と理解を求めたとのこと。
その一方で後発医薬品メーカーに対し、
・期限付きの全規格揃え
・安定供給
・情報提供の充実
等のハードルを課しており、
対応できない場合には文書で指導して公表するなど、
後発医薬品メーカーとしての
信頼を失うような厳しい措置を講じているとも紹介。
さらに後発医薬品市場の現況にも言及。
世界最大手テバ社のの場合、
売上高は約5000億円で米国におけるシェアは第3位。
先発メーカーと肩を並べるほどの規模だが、
品質問題の議論は起きていない、といいます。
国内後発医薬品メーカーも、
国内大手や外資の市場参入、後発医薬品メーカー再編により、
ジェネリック医薬品市場の整備に向けた動きがあることを示唆。
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公正取引委員会が先日発表したジェネリック医薬品調査で、
「使う」と考える消費者が97%いた一方、
医療機関の85%が「不安がある」とし、
医療現場と消費者の意識に大きな乖離があることを、
どう分析するかとの質問には、
詳細なデータを提示することが重要だと話した、とのこと。
さらに行政としても
ジェネリック医薬品承認に際して
どのようなデータを要求し、どういう経過で承認されているかを
分かりやすく示していきたい、としたそうです。

医療現場における
ジェネリック医薬品に対する不安の原因は何かしら?
もしかしたら、ジェネリック医薬品そのものに対する不安じゃなくて、
慣れないことに対する医療現場の混乱が不安なのでは?

