代替調剤制度の遅れ(日本で普及しない理由3)
最近は医薬分業により、診察は病院で、薬は薬局で、
ということになっているので、薬局などでも
「調剤薬局」「処方箋薬局」という看板を目にするようになりました。
しかし、医薬分業といえど、
現在の調剤薬局や処方箋薬局はあいかわらず医師の権限の下で
薬を袋に詰めるだけの作業に留まっているようで
本来のあるべき医薬分業の姿とは程遠いものがあるようです。

なぜ薬の選定を薬の専門家である薬剤師に
まかせることができないのでしょうか?
欧米諸国ではほとんどがこの代替調剤に切り替えています。
薬のことは薬の専門家である薬剤師にまだせているということですね。
だからジェネリック医薬品への切り替えもスムースに進むのです。
薬剤師は薬の専門家なのだから、
患者に薬のインフォームド・コンセントもしてくれるのです。
薬剤師に薬を選ぶ権限がなければ
いつまでたっても薬に関するインフォームド・コンセントは
実現するはずもありません。

何故日本では代替調剤制度がなかなか実現しないのでしょうか?
それを阻んでいるのは何なのでしょうか?
せっかく学んだ薬学の知識を生かせないのは
日本の医療行政に根本的な問題があるということでしょう。
医療費の自己負担割合が年々増えてきていますから
ジェネリック医薬品の需要と供給はそれにつれて
増えてくることは間違いないでしょう。
そのためにも早く代替調剤制度に切り替えてほしいものです。
代替調剤の問題を含めて
医療の行政改革を推進させてもらいたいものです。
