スイス大手、インド政府相手にジェネリック訴訟/後進国vs大手医薬品メーカー1
JANJAN(http://www.janjan.jp/index.php)によると
1月29日、インド政府と
スイスの大手製薬会社Novartis AGの間で
医薬品パテント(特許)を巡る裁判が、
インド最高裁判所で開始されたということです。
現在、開発途上国のHIV/ AIDS患者の半数強は、
インドが供給する低コストのジェネリック医薬品に
依存しているのだそうです。
世界の多数の国際保健プログラムも
インドのジェネリック医薬品を使用し、
数百万ドルのコスト削減を行っているといいます。
インドはジェネリック医薬品の最大メーカーなのです。
WTO(世界貿易機関)は2001年のドーハ会議で、
『公衆衛生の危機に当たっては
パテント(特許)を無視し、開発途上国に対し
ジェネリック医薬品の製造および輸出を認める』
と宣言しています。
しかし、大手製薬会社はドーハ宣言を無視し、
自由貿易合意と法的手段により知的所有権(IP)
の強化を図っているのだとか。
Novartisは、
『強力なパテント保護がなければ、
企業は新たな薬の開発に投資する意欲を失ってしまう』
と主張しているのだそうですが・・・
そもそも今回の裁判のきっかけは
インドの特許庁が
Novartisの癌治療薬Gleevecの特許申請を
「トリビアル改良」であるとして拒否したことに
端を発したのだとか。
トリビアル改良とは、
非常に瑣末(さまつ)的・・・些細な改良のことです。
Novatisは、これを不服として
インド政府、インドのジェネリック医薬品メーカー、
癌患者グループを相手どり
パテント法そのものに異議を唱える裁判を起こした
というものです。
「国境なき医師団」(MSF)は、
「Novartisが勝利すれば、
インドの低価格医薬品に頼っている世界の患者が犠牲になる。
我々が40カ国以上で使用している
エイズ薬剤の84%はインドの製品で、
安価故に現在6万人の治療が可能となっているのだが、
パテント薬剤の使用が義務化されれば、
その数は大幅に減るだろう。
そしてインドのジェネリック医薬品産業は
消滅してしまうだろう」と語っているそうです。
MSFを始めとする16団体は、
Novartisに訴訟の取り消しを求める公開状を発出したそうですが、
それには、スイスのルース・ドレフュス元大統領も
署名をしているのだそうです。
このような事例は過去にもあって、
1998年に大手製薬会社が
南アフリカのマンデラ政権を相手取り訴訟を起こしていますが
この訴訟は結局2001年に撤回されているそうです。

発展途上国の医療が切り捨てられる
かもしれない危機に晒されているわけですね。
こういうニュースはもっと大きく報道してほしいですね。
たしかに大々的に報道してほしいですね。
多くの患者が負担を強いられるかもしれないですし、ジェネリック医薬品が浸透してる地域もあると日本人にも気づかせられれば言いやすくなるかもですし^^
投稿者 小太郎 : 2007年02月14日 20:47
