広がる所得による医療格差
2007年2月15日の産経新聞で
日本医療政策機構(民間)が15日、
医療と所得をテーマに実施した世論調査結果を発表し、
医療機関の受診に関して
低所得層と高所得層との間に
明らかな格差が生じている実態が浮き彫りになった
ということが報じられていました。
身体の具合が悪いにも拘らず
医療機関の受診を控えた経験がある人の割合は、
低所得層の方が高所得層より
2.5倍も高いという結果だったようです。
この調査は今年1月
無作為抽出した全国の20歳以上の男女
4000人に調査票を郵送して行われたもので
回答者のうち所得が分かった約1100人を
低所得者層、中間層、高所得者層の3段階に分類して
分析をしたというものです。
年間世帯収入800万円以上で
貯蓄2000万円以上の高所得層
年間世帯収入300万円〜800万円で
貯蓄300万円〜2000万円を中間層、
年間世帯収入300万円未満で
貯蓄300万円未満を低所得層、
の3段階に分類し
医療と所得に焦点を絞りその事実関係を
明らかにしようとした試みといえるでしょう。
深刻な病気にかかったときに
医療費を払えないのではという不安を持つ人は、
高所得層36%、中間層74%、低所得層84%。
という結果だったようです。
過去1年以内に、具合が悪いのに
医療機関に行かなかったことがある人の割合は
16%、25%、40%となっています。
薬を処方してもらわなかったことがある
と答えた人の割合は
4%、11%、18%となっています。
当然ながらいずれも
低所得層ほど高い数値となっています。
高所得層の57%が
現在の医療制度に満足しているのに対し、
低所得層は72%が不満と回答しているそうです。
同機構は
格差を前提にした医療政策論議をするべき
と提言しているということです。

所得格差がこういうところにも出てきていることが
はっきりして、ああやっぱりという感じです。
格差を前提にした医療政策を実現してほしいですね。
