薬局に在庫の不安/ジェネリック医薬品と薬局・薬剤師2
2006年4月の制度改正で
処方箋に「(後発薬への)変更可」の欄に
医師が署名をすれば
ジェネリック医薬品を処方してもらえることにはなったが
2006年10月の
中央社会保険医療協議会が実施した調査では、
保険薬局に医療機関から出された処方箋のうち、
変更可に署名があったのは17・1%で、
そのうち、薬局で後発薬(ジェネリック医薬品)に
実際に変更されたのは
わずか5・7%しかなかった、という結果が出ています。
つまり
薬局や薬剤師のほうが
医師よりも後発薬(ジェネリック医薬品)に対する抵抗感が強い
という見方があるようです。
薬局や薬剤師の壁が
いまひとつ後発薬(ジェネリック医薬品)の
普及が進まない原因の一つのようです。
薬局にとっては、従来の先発薬に加え、
あらたに後発薬を保管するための
スペースを確保しなければならないし、
注文数が少ないため、在庫になることの心配もあり
積極的に後発薬(ジェネリック医薬品)を
取り入れることができない事情があるようです。
このように
薬局にとって経営上のメリットがないところを
どのように改善して
後発薬(ジェネリック医薬品)の普及につなげるか、
が今後の問題でもあるようです。
日本ジェネリック医薬品学会では
近々市販後の臨床試験を開始するということです。
先発薬と後発薬を実際に患者に投与し、
有効性や安全性を改めて検証することにより
医師や薬剤師の不安を払拭するのが狙いということですが
薬局・薬剤師側の不安というのは
薬そのものの品質だけでなく
経営上の不安を払拭できなければ
なかなか後発薬(ジェネリック医薬品)の選択に踏み切れない
ということを政府も理解して
対策に取り組むべきではないでしょうか。

ジェネリック医薬品の品質と
薬局の経営の安定性の両方が確保されないと
薬剤師さんもなかなか積極的にはなれませんよね。
