ジェネリック医薬品12年度に30%に/ジェネリック医薬品普及対策7
厚労省による「骨太の方針2007」の
「医療・介護サービスの質向上・効率化プログラム」に
ジェネリック医薬品のシェアを
2004年度の16.8%から
2012年度までに30%まで引き上げることを
盛り込むということが
薬事日報の記事に書かれていました。
この場合のシェアというのは
使用割合(数量ベース)のことで金額ではありません。
目標期間は
2008年度から2012年度までの5年間。
ところで
昨年(2006年)10月には
一方のNPhA(日本保険薬局協会)は、
厚生労働省医政局経済課とのヒヤリングにおいて
『後発品の使用割合を毎月1%「上乗せ」する努力を重ね、
1年後を目標として約28%を達成したい』
としていました。
ちなみに目標値から逆算すると
2007年10月に28%の達成率なら
2007年9月には27%
2007年8月には26%達成されていなければ
ならないことになります。
『毎月1%「上乗せ」する』というのは
どう考えても無理な?数字とも思いますが
厚労省が
「12年度までに30%」という具体的な目標値を
提示したということは
相変わらず後発薬への転換が遅々として
進んでいないということなのでしょう。
2007年5月17日の 読売新聞には
『日本の医療費は高すぎる』という
財務省の発表が掲載されていましたから、
一連の連動した動きの中で政府も策を練っていると
いうことなのでしょうか。
この数値目標が達成されると
新薬の市場は1兆円近くも縮小されるという
試算もあるそうですから
患者、国、健康保険組合の
負担が軽減されはするものの
資力の乏しい先発医薬品メーカーにとっては
市場から撤退せざるを得ないというような
危機的状況も生まれてくることになるわけです。
また、
大きく成長が見込まれる
ジェネリックメーカーにとっても
決して安泰というわけではなく
常に
M&A(企業の合併・買収)の標的となる
危険性もあるわけです。
実際4月には
インド製薬大手のザイダスグループが、
日本ユニバーサル薬品を買収しています。

これからいろいろな分野で
世界の競争力にさらされることになるんですね。
日本の福祉はどうなるのか心配です。
