ファイザー、インドジェネリック企業に勝訴/後進国vs大手医薬品メーカー
これはカナダでの話。
(2007年9月)
アメリカの大手製薬会社ファイザーは
カナダ連邦裁判所において
インドのジェネリック製薬会社を相手に
製造方法に関する特許侵害に関する訴訟で
勝訴したと発表しています。
※ファイザーホームページ
http://www.pfizer.com/home/index.jsp
訴訟の内容は
インドのジェネリック製薬会社
ランバクシー・ラボラトリーズ社が製造を計画している
ジェネリック医薬品リピトールの有効成分「アトルバスタチン」の
製造方法がファイザーの特許を侵害しているというもの。
特許の問題部分は
「アトルバスタチン」の結晶形に関するもので
カナダ連邦裁判所はランバクシー社に対し、
ファイザーの当該特許有効期限の2016年7月まで
製品の発売差し止めを命じた、というものです。
ファイザーは
「アトルバスタチン」の結晶形のほかにも
非結晶形に関する特許についても提訴していたようですが
こちらについては
差し止め申請が却下されているようです。
最近、薬の特許に関する問題が
世界中のあちらこちらで浮上しているようです。
今回問題となったのは
インドの製薬会社がジェネリック(後発)医薬品として
製造販売を計画していた薬。
ジェネリック(後発)医薬品とは
『先発医薬品の特許が切れた後に
厚生労働省の承認を得て
同じ成分、製造方法で開発生産される薬』
ということになっていますから
ジェネリック(後発)医薬品として
製造することを計画していたからには
モデルとなった特許切れの医薬品があるはず。
特許期間満了後
その有効成分が国民共有の財産となっているものです。
こういう裁判で
「特許を侵害している」という判決を受ければ
それはジェネリック(後発)医薬品として
開発されたものでなはない、ということになり、
『ゾロ新薬として開発された薬』というレッテルを貼られて
ジェネリック(後発)医薬品=ゾロ新薬という
間違った?認識がまたまた世間に広がってしまいます。
公式ホームページでも、
ジェネリック(後発)医薬品=ゾロ新薬
としているところが多いようではありますが・・・。
ジェネリック(後発)医薬品のイメージを
低下させることにつながり、残念なことです。

ジェネは
ジェネリック(後発)医薬品とゾロ新薬の違いは
次のように解釈しています。
医薬品の呼称分類(ジェネリック名称の由来1)
