処方箋様式を再変更/ジェネリック医薬品と処方箋3
2007年4月、
厚生労働省が
現在の「先発薬使用」が標準である処方箋を
「後発薬の使用」を標準とするものに変更するという
実に大胆な改革に踏み切る方針を発表していましたが
※参考記事
2007年11月、
中央社会保険医療協議会の
診療報酬基本問題小委員会は
処方箋様式を再変更する
厚生労働省案を了承したということです。
この1年間を通して
現行の処方箋様式では
ジェネリック医薬品への切り替えが
遅々として進まない状況がこのまま続くことは明らか。
現行の処方箋様式は
先発医薬品を使用することを原則としていて
患者が後発医薬品を希望した場合
後発品の使用に関して
医師が差し支えがないと判断した場合に
『後発医薬品への変更可』欄に
医師が署名するというもので
この様式を採用したのは2006年4月。
再変更される処方箋様式は
後発医薬品を使用することを原則として
後発品の使用に関して差し支えがある
と医師が判断した場合は、
『後発医薬品への変更不可』欄に
医師が署名するというもの。
また、「処方医が、
処方箋に記載した先発品の一部についてのみ、
後発品への変更に差し支えがあると判断した場合には、
『後発医薬品への変更不可』欄に
署名または記名・押印を行わず、
当該先発品の銘柄名の横に
『変更不可』と記載すること」こととしています。
わずか1年で
方針の転換を余技なくされた原因はどこに・・・。
現行の処方箋様式(2007年12月現在)は
「患者の意志」を尊重したものであり
後発薬か先発薬かの選択は
あくまでも
患者の意志に委ねられている、ということです。
医療費削減のために
「ジェネリック医薬品を使おう」という
方針を国策として打ち出しておきながら
ただでさえ後発薬の導入に後ろ向きな
日本医師会に所属する医師の前で
患者自身にその選択を任せるなどということは
全くもって笑止千万。
患者が医師の前では
なかなか言いたいことも言えないというのが
悲しいかな、日本の診療現場の実情。
そんな状況の中で
ジェネリック医薬品が国民生活に
浸透していくわけがない・・・

ジェネが前から言っていたように
患者さんは自分の口から
「ジェネリック医薬品でお願いします」とは言いにくいんですよ。
