使用状況と個別事例調査/ジェネリック医薬品調査報告8
健康保険組合連合会(健保連)が
2007年9月に
「医療に関する国民の意識調査」の中で
後発医薬品(ジェネリック医薬品)に関する
後発薬服用経験者の意識調査を行った頃、
日本医師会も、
後発医薬品(ジェネリック医薬品)の
使用状況と個別事例に関する
アンケート調査を行っていました。
アンケート調査は
@使用状況に関しては
日本病院薬剤師会々員が所属する病院の
病院長に対して実施され(有効回答2989施設)
A個別事例に関しては
特定機能病院の薬局長等に対して
実施されましたが(60施設)
同時に
B先発品の使用状況に関しても
特定機能病院の病院長に対して
実施されています。 (60施設)
その結果、過去2年間で
後発品を使用・処方した経験がある病院は
約94%に上っていますが
何らかの問題により
後発医薬品(ジェネリック医薬品)の使用を中止したのは、
2811施設中984施設(35・0%)
あったということです。
使用を中止した理由は
@「供給体制」が最多で
984施設のうち、640施設(65%)
A「品質」が404施設(41%)
B「効果」が248施設(25%)
中止事例を剤形別に見ると、
後発内服薬では
「薬剤の破損・変色・非溶解等」
後発外用薬では
「使用感」
後発注射薬では
「容器・包装・表示」
「使用感の問題」
「薬剤の破損・変色等」
などの問題があげられています。
特定機能病院を対象とした
後発医薬品(ジェネリック医薬品)の
個別問題事例調査では、
過去2年の中止事例が51品目あり
使用を中止した理由は
@「副作用」が最多で20品目(39%)
A「供給体制」が14品目(27%)
となっています。
しかし、ここで注目すべきは
先発品でも中止事例が
60施設中37施設(61%)
あるということです。
先発品の中止事例でも、
やはり最多の問題は「供給体制」で
34施設(56%)あったということです。
先発品に比べても
後発医薬品(ジェネリック医薬品)は
特に問題はないという調査結果のように見えますが
日本医師会では
このアンケート結果について
「現時点では、後発品の
全面的な使用促進はリスクが高い」と
総括しています。

後発薬服用経験者の意識調査では
後発医薬品(ジェネリック医薬品)について
問題はないというものでしたが
日本医師会の調査報告では
後発品の全面的な使用促進はリスクが高いとしています。
