安くないジェネリック/韓国のジェネリック医薬品1
ジェネリック(後発)医薬品といえば
安い薬の代名詞みたいなものですが
韓国ではどうも
ジェネリック(後発)医薬品といえども
それほど安くはないようです。
韓国の製薬会社は
後発薬(ジェネリック医薬品)を
先発薬の80%以上という価格で
販売しているのだそうで
「薬価バブルを招いている」と
指摘されているようです。
原因はいったい
どこにあるのでしょうか。
韓国開発研究院(KDI)が
2008年5月22日に発表した
報告書の中で
「韓国政府は病院と製薬会社の間の
実勢取引価格を基準に薬価を決めている。
そのため、製薬会社が取引価格を
引き下げようとしないだけでなく
病院側も高い取引価格を維持する代わりに
リベート(謝礼金)を受け取る構造があるため
後発薬(ジェネリック医薬品)を安価で
提供することができない」
というふうに分析しています。
これに対し
韓国の製薬協会は
「米国のジェネリック医薬品が
新薬よりも安過ぎるだけの話。
絶対的な値段を比べれば、
韓国のジェネリック医薬品の方が安い」と反発。
この見解の相違は
韓国と米国の
薬品価格制度の違いによるもので
米国は市場原理によって薬品価格が決まり
韓国は公共医療保険体制であるため、
新薬でもジェネリック医薬品でも
値段は政府が決定しており
海外で製造された
新薬の価格を低くするために韓国政府は
ジェネリック医薬品の値段を高く設定し、
国内の製薬産業を保護してきた・・・
というのですが・・・。
2007年11月に
韓国の公正取引委員会が
製薬会社のリベート慣行を調査した結果、
リベートの支払額は売上高の平均20%を占め、
これに伴う消費者の被害額は
2兆1800億円に達するのだとか。
韓国開発研究院(KDI)では
「結局のところ
国民の保険料で薬品を高く買い取り、
製薬会社を支援していることになる」
と指摘しています。

ちなみに主要国の
先発医薬品価格を100とした場合の
後発(ジェネリック)医薬品価格は次のとおりです。
米国 16
カナダ 24
日本 33
フランス 41
メキシコ 61
韓国 86
資料提供 韓国開発研究院(KDI)
