加速する外資企業の買収/ジェネリック業界再編の動き3
インド製薬会社による
日本の後発薬(ジェネリック医薬品)企業の
買収の1例目は
2007年4月の
ザイダスグループによる
日本ユニバーサル薬品の買収。
2例目は
2007年10月の
ルピンによる共和薬品工業の買収。
このとき
医薬協会長である澤井製薬社長は
『こうした再編は今後、増えていくだろう』
と予測していましたが
事実
2008年4月・5月に入ってからは
後発医薬品(ジェネリック医薬品)の
国内市場に外資が攻勢をかけているようです。
その中心は
やはりインドの製薬会社で
日本の中堅メーカーを
次々買収しているのだとか。
インドでは国策として
製薬産業をIT(情報技術)と並ぶ
国の産業の柱に育てることが掲げられていて
後発医薬品(ジェネリック医薬品)の
生産拠点をインド国内につくり、
後発品のシェアが高い欧米市場に
十数年前から進出しているということです。
インドの製薬企業はこれまで
日本に販売網や生産拠点がなかったため、
事業の早急な展開を図るためにも
日本企業を傘下に入れる必要があるようです。
外資の買収が加速する原因は
日本政府が医療費削減のために
値段の安い後発薬(ジェネリック医薬品)の
普及に力を入れ始めたことと
最大手の沢井製薬をもってしても
売上高わずか343億円(07年3月期)という
国内後発薬メーカーの規模の小ささにあるようです。
後発薬世界第一位の
テバ(イスラエル)の売上高は
1兆円超と言われています。
これからも
インドをはじめ大手製薬企業が
本格的に参入してくると言われています。

澤井会長の『全てが外資系で占められてしまうと、
国内の工場が閉鎖され、地域産業の空洞化につながる』と
懸念したことが現実にならなければいいのですが・・・。
